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2015年2月13日 (金)

霧深くとも

英検の合否が発表されたらしい。高2生が2人、準1級の1次に受かった。最低MARCHには受かりたいという生徒にとって、英検2級を取得することは当たり前だが、準1級を取得するとなると少し趣が異なる。語彙の難度が急激に上がり、読解の文量も増え、英作文の課題も加わる。また、合格最低点も上がり、これまでのように運や勘に頼るだけでは決して受からない。

2人とも帰国子女でもないのだが、よく頑張ったと思う。文科省の調査によると、準一級以上の力を有している英語教師は、公立高校で約半分、公立中で3割弱というありさまなのだそうだ。合格した2人をはじめ塾生は、教育現場の体たらくぶりは無視して、英検1級、国連英検、TOEIC、通訳検定などに挑戦し、どんどん躍進していってほしい。そして、これまでに蓄えた知識や技術を実践するために必ず「留学」をすること。それでこそ英語教育は実を結び完成する。

英検の取得ペースは、中1で3級、中2で準2級、中3で2級、高2で準1級のペースが好ましい。準1級を取得しておくと、推薦などを含め入試で役立ったり、就職でも履歴書に書ける有効な資格となるだろう。英検を受けることは強制でも義務でも全くないが、ぜひ他の塾生も準1級まで挑戦してほしい。ただし、英検はマイルストーン(一里塚)のようなものであって最終ゴールではない。

また、早慶や上智を受験するつもりなら、準1級よりも少し上のレベルの読解力が必要になる。英検の単調な出題形式に比べ、私立上位校の出題形式は多種多様で、読解の題材も英検に比べて面白味がなく無駄にややこしい。言ってしまえば、読解の難易度にさほどの差異はないのだが、英検は素直で受験者に優しく読み物としてのセンスがあり、入試は捻くれていて受験者に非情で読み物としてのセンスがない。

新年度の高3生(現高2生)は、去年よりも早い段階で募集を締め切ることになるだろう。単純に教室の席数が少ないことが主な理由だが、正直に言ってしまえば、一夜漬けならぬ一年漬けとしか思えない英語指導は好きではないからである。将来的には高3生は受け入れなくなるだろう。

常々、「多摩の者でも都心部の連中に負けるものか!」という言葉を口にするのだが、この言葉は故竹岡信夫先生のお言葉、「霧の深い丹波の者でも都会のものに負けるものか!」に基づいている。冗長気味で時代錯誤の感があり正直ださいのだが(すみません)、それでも私は高校生の時分この言葉が大好きだった。今それは、塾生や多摩の高校生に訴えかけたい言葉でもあるし、教師としての私自身にも必要な言葉である。

多摩センターで唯一のとか、この界隈で一番みたいな称号はださいのでいらないが(ひがみっぽいが)、英語の知識、指導力に関しては、都心の鉄緑会や平岡塾などの名門塾に負けるつもりはない。特に、カナダに住んで得た様々な知識や経験、ネイティブとの繋がり、辞書を出版するような英語学者の支えもあるので、英語の知識と使用に関しては一歩先を行っているとさえ思う。

それでも、彼ら名門塾のように、通塾生を特定の進学高校に限るようなことはしたくない。竹岡先生が学力の乏しい地元の亀岡高校生(私を含む)を受け入れていたように、分け隔てなくどこの高校生にも頑張ってほしいのである。あれからずいぶん時が経ち、私のいる場所も世の中も変わったが、同じように「負けるものか!」という強い意志を持った生徒が集ってくれると信じている。

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