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2015年4月25日 (土)

Mikeは猫ではない

「リスニングができるようになるにはどうしたらいいですか?」と質問されることがある。その時に決まって言うのは、自分が発音できないものは聞き取れない、ということ。また、その為にはまず聞くことよりも口に出して「発音すこと」を心がけるように、ということである。

正しく発音するためには、(矛盾するかもしれないが)、今度は「注意深く聞くこと」が必要になる。授業で単語の読み合わせなどを行う際に、ぼけーっとただ繰り返して読むのではなく、意識して私の発音に意識を傾けること。スペリングなどの視覚情報に頼り過ぎず(30%)、聴覚に意識を集中すること(70%)。そしてその掴まえた音を真似ようとすること。そして発声する際には自分の声をしっかり聞いて、第三者的にチェックをする。

また授業外でも正しい発音が確認できるように、発音記号はある程度マスターすること。最近の電子辞書やオンライン辞書は音声機能があるので、利用できる環境にある人は活用すること。宝の持ち腐れにならないように。

ここで「正しく発音するように」と言っているのは、日本人の苦手なLとRの区別や、thの発音が正確にできるようになれと言っているのではない(もちろんいずれ身につけるべきものだと思うが)。問題なのは、ちょっと調べれ分かるような発音を面倒くさがって放置したり、自己流の読み方を充てて分かった気になってしまったりする基本レベルの発音のことである。

実際、LとRの発音ができなくても、他の発音がきちんとできていればほとんど通じるので心配しなくてよい。まずは当たり前にできる発音を当たり前にできるようになることだ。高校生にもなって、Mikeを「ミケ」と読んだり、Maryを「マリ」と読んでいるようでは悲惨である。というか、今まで気づかず放置されていたことが恐ろしい。ちなみにStephanを「ステファン」と読む人がいるが、主に米では「スティーブン」と呼ぶ。

毎回の単語試験で、ただ紙を眺めているだけになっていないだろうか?合格点を取れればそれで良いというその場しのぎになっていないだろうか?生徒それぞれに適した覚え方があり、それを尊重するつもりではいる。しかしながら、ベストだと思われる方法を、こちらからきちんと指示していかなければならないと思っている。さしあたって、次の2点は心がけて欲しい

1、口に出して読むこと。覚えやすいからと言って、ローマ字読みやカタカナ読みをするのは言語道断。少しでも迷ったら、電子辞書やオンラインの辞書で調べる。そもそも正しく発音できる単語など存在しないと思って、いちいち謙虚に調べること。

2、紙に書くこと。その際、作業の要素は一切省くこと。綺麗に書く必要もなければ、自分でノートにまとめなおす必要もない。ちらしの裏紙でも良いが、できれば大学ノートを用意して、そこに殴り書きでかまわないので隙間いっぱいに書くこと。ノートを一冊書きつぶしたら、次のノートにまた書いていく。年間で10冊くらいまでいけば大したものである。スペリングは完璧に覚えなくても良い。要は手を動かすこと。

英語のベストな習得法は、「こつこつじわじわ遠回り」である。

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