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2015年11月 3日 (火)

高1の授業風景

高校1年生は、部活や行事ごとに忙しい。しかしながら、ほとんどの生徒は、きちんと自分で考えて行動ができている。明確ではないにしても、今何をすべきか、いつまでに何を達成せねばならないか、というビジョンが少なからずあるようだ。まだ1年生ということもあり楽観的なところがあるのは否めないが、意志のある生徒が集まって切磋琢磨してくれているので、これからの成長が楽しみである。

語彙はかなり増えてはきたが、定着率はまだ低い。毎回の試験ではほぼ満点の点数を取るなど、よく覚えてきてくれているが、語法や語源、派生語などを尋ねると口ごもってしまう。また、解答の際には音読してもらってアクセントと
発音を確認するが、意味を覚えることばかりに捉われて発音を疎かにしている感がある。

読解は当初は英検準2級のレベルからスタートし、現在は英検2級のレベルのものを解いている。2級に合格するレベルにはあるが、勘や運に頼ってぎりぎりで受かって喜ぶのではなく、きちんと実力をつけて臨んでほしい。6割で受かってしまう試験の仕組みにそもそも問題があるので、実力の伴わない合格者が世の中には大勢い
る。受験でもそうだが、小手先の技術ではなく、しっかりとした実力をつけて合格してほしいものである。

高1は、英作文のできがいい。まだ簡単なものばかりであるが、そこまで大きな地雷を踏むこともなく、ケアレスミスも少ない。塾をはじめて4年目だが、英作文に取り組む時期が年々早くなってきている。それだけ早期からの訓練が必要で、英語力全体の底上げや、スピーキングにも結び付く有効な手段だと考えるようになった。全員にホワイトボードに書いてもらい、みんなの前で添削していく。優秀な解答だけではなく、様々なミスからも学ぶことは多々ある。

前回の授業で、「お父さんが帰ってきたら、それを開けていいよ」という文を英訳する際に、"if"を使っている生徒がいて✕をした。"if"を用いると
「お父さんは帰ってこないかもしれないが、もし帰ってきたなら」という仮の話をしていることになる。ここでは"if"ではなく、"when"(~とき)を使わねばならない。機械的に左から右へ訳していてはダメで、言語を扱っているのだという前提に立ち、言葉に潜む意味や場面をきちんと考える必要がある。

当初に比べて、上で述べたように、語彙、読解、英作の力は伸びた。一方で、文法にはまだ本腰を入れて取り組めていない。もちろん文法を軽んじているつもりはない。ただ学校のように文法に偏重することをしないだけである。カナダで得た「文法キング」の称号に恥じぬよう、むしろどこよりも徹底的に正しく文法は行う。まず学校に先行してもらって、学校の内容を後から補完、修正するように考えている。週2回になる高2から、本格的に取り組むつもりである。

できることなら、全ての学年で週2回の授業を行いたいのだが現状は不可能である。中学校も高校も、英語にかなりの時間数を費やしているわりには効果が上がらない。気の毒なほどに費用対効果の悪い授業をしている。特に最悪なのは、「コミュニケーション英語」の解釈をはき違えて、歌ったりゲーム性のある授業ばかりして貴重な時間を浪費していることである。そんなことするくらいなら、私にいくらか分けて欲しい。そうすればもっと有効に利用させてもらうのだが。

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