大学受験体験記
「大学受験体験記」 (※原文まま、一部割愛)
Kei. O君 (南多摩中等卒 九州大学在学)
●英語の勉強について
大学受験において英語は文理問わず非常に重要な科目だ。しかし直前に焦っても英語はなかなか伸びない。脅すようだが、英語に不安を抱えているのなら、今すぐ手を打たないと終わりだ。英語の勉強法について、全受験生に共通し、かつ絶対にこうすべきだと自信をもって宣言できることだけを伝える。
英語には必ず毎日触れること。イメージは階段を上る感じです。一日1段ずつでいいから確実にのぼっていこう。ただし、一日休むと3段落ちると思ってください。だから休むことなく一段ずつでいいから必ずのぼっていってください。
単語テスト、熟語テストは秋までに完璧にしてください。東輝の単語と熟語は超重要かつ超頻出のものばかりです。いろんな単語帳に手を出さず、東輝のプリントを信じて取り組んでください。また、熟語はカッコ内だけでなく、解くのに多少時間がかかってもいいので文ごと読んで意味を理解したうえで答えを埋めてください。
英語は読みまくればいいなんてことは決してありません。一つの長文をゆっくり、曖昧なところを流さずに読破してください。スピードは全く気にする必要はありません。全文を頭の中で和訳してください。そのうち和訳しなくても英語のままで内容がつかめるようになります。そうやってスピードは上がっていくものです。曖昧なところがごろごろあるのにスピードばかり追い求める勉強法は今すぐやめてください。一つ一つ丁寧に。スピードは後に必ずついてきます。
リスニングは、単語帳についてくるようなものは使わないでください。ネイティブは僕たちと違い単語と単語をつなげてしゃべります。単語一つ一つを聞きとれる力はあまり意味がありません。CNNやTED、BBCの6minutcsEnglishが内容が面白いのでおすすめです。
過去問はとっておかずに時期が来たらどんどん手を出していきましょう。その時期は人それぞれなので、そろそろかなと思ったら先生に聞いてみて、いやまだだと言われなければもう始めましょう。大体の人は11月頃には本格的に過去問を始めるといいます。
あとはひたすら東輝での授業、復習を徹底してください。余裕があったら自分で長文読解をやるのもいいでしょうが、学校の宿題もあるでしょうし、やらなくても問題ありません。その代わり、週2回の東輝での長文読解を全力でやり、必ず復習してください。
●国公立志望の人へ
マーク模試で安定て9割以上が取れている人はセンターの対策は1月に入ってからでも十分です。センター後は意外と時間がないのでそれまでは二次の勉強に力を入れてください。その代わり、1月に入ったらセンター対策に専念しましょう。
●最後に受験生へ
大学受験の最大の目的とは何だろうか。僕は第一志望合格が最大の目的だと信じ込んでいた。部活をすることの最大の目的とは何だろうか。僕は競技力を高め一つでも上の大会へ進むことが最大の目的だと信じ込んでいた。でも全部が終わった今、ようやく本当の答えが分かった気がする。大学受験も部活も学校行事も、最大の目的は自分磨きである。
生まれてから大学に進学するまでの時間よりも、大学に進学してから死ぬまでの時間の方が圧倒的に長い。本当に大切なことは実は第一志望校に合格することでも競技力を高めることでもなく、いかにあなたが大学受験や部活での努力や経験を残りの人生に活かし自分に磨きをかけるかだ。
ただ、こんなことは全て終わってから気づくことだろうし、全て終わってから気づくべきだろう。だから今はひたすら第一志望校合格を目指して頑張ってほしい。ただ、苦しくて潰れそうなとき、今努力することが必ず自分の人生に何か輝きを与えると言い聞かせてみてください。きっと乗り越える力になるはずです。夢に向かって一歩ずつ、振り返ったときその足跡は気っと最高の財産になります。頑張ってください。
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