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2019年2月23日 (土)

新年度の心構え

三者面談が行われている。生徒の思いがけない一面を聞けたりするのは楽しいのだが、やはり楽しいだけではダメなので、英語については正直に弱点やこれからの課題を述べて、志望校と本人の実力との間にいか程の距離があるかを理解してもらう。「何をやればよいか」は普段から言っているので分かっているはずで、そんなことよりも念を押して確認したいのは「遂行力」である。目標やら学習計画やらを綿密に立てるのに、テキストやら赤本やらを買い漁るくせに、結局中途半端にしかやらずじまいな生徒を何人も見てきた。

もう3月。当塾も新学年度を迎える。新高3生は、これまでなら英語や数学などの主要教科に集中していた勉強時間や労力を、他の科目にも上手く分散していかなければならない。言いかえれば、それと引換えに英語や数学は多少ペースダウンしなければならないわけだが、いまだに英語で8割を越えず、数学で7割を越えていないのなら、それはかなり厳しい。そこにさらに部活動が絡んでくるのなら、「棺桶に片足を突っこんでいる」どころか、すでに「棺桶にすっぽり入って蓋をされ、小窓から外を眺めている」という感じになる
だろうか。

一方で新高2生は、(英語に関しては)12年間で一番の踏ん張りどころであり、この1年でかなりの成長を遂げなければならない。その理由は上で述べた通りであり、十分に成長できなかった者が受験でどうなるかは言わずもがなである。難関国立大に受かっていくような子は、高1の冬の時点ですでにセンター試験は160(8割)点を超える。それに遠く及ばない子は、まずはやるべきことをサボらずにキチンとこなしていくことだ。ちなみに昨年の高1のトップは192点だった。

新高1生はと言うと、中3から上がる子は1人なので、どんなクラスになるかはまだわからない。中学の内容が抑えられていれば現状の学力はそこまで問わないが、モチベーションのある子が望ましい。以前「高1生、4人に1人、家で勉強せず」みたいな新聞記事があった。高校入試後に燃え尽きたり、反動的に「部活を
頑張ります」「青春を謳歌します」みたいなノリがどうしてもある。人生においての頑張りどころは、高校入試ではなくて大学入試なのだが、その割に高校3年間の過ごし方が残念というか悲惨過ぎる子が多いわけである。見方を変えれば、頑張らない生徒が大勢いるからこそ、(才能がなくても)頑張ればチャンスが生まれるのだが、悲しいかなそのことに気づける子は少ない。

そもそも中2、中3クラスを設けたのは、
まともな英語の基礎を備えて入ってくる高校生が殊のほか少ないからである。どれだけ名門の学校に通っていようが、そこでどんなけ難しいテキストを使っていようが、英検2級や準1級に受かっていようが関係ない。やってることや持ってる資格は立派でも、実際それ相応の実力が伴っていないことが多いのである。中学生に望むのは、(当たり前に思えて意外と難しいことかもしれないが)中学生の内容をとりこぼしなく完璧に仕上げて欲しい。そして、負の遺産を高1に持ち上げず、スムーズにスタートが切れるようにしてほしい。

当塾はその辺の「やる気スイッチ」を押すことを売りにするようなレベルの低い塾ではない。本能むき出しで生きる野生動物ではないのだから、理性をしっかり働かせて、やる気スイッチくらいは自分で押してから来てほしい。その代わり、これまで知らなかった英語の魅力に気づいたり英語の成長を実感したりすることによって、やる気の火種を大きくしてあげることはできると思う。






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