まだまだこれから!
受験生に負けじと睡眠時間と食事以外は、授業の準備や自らの英語のブラッシュアップに追われている。授業後も近所の喫茶店に赴き、深夜まで受験生の顔を思いうかべながら英作文のチェックを行う。成長の跡や努力の甲斐の見られるものは「〇〇さん…やるやん!」と心の声で褒め称え、あまりに酷いものや手を抜いたものは「〇〇君…むかつく…」と心の中で憤り罵る(そして血圧が上がる)。それにしても、アイス・コーヒーの飲み過ぎでお腹の調子がよろしくない。それにお小遣いも不安になってきた。喫茶店ではなく東進や河合塾の自習室が使えるよう誰か紹介してくれないだろうか?一人くらい私のようなおじさんがいた方が自習室の雰囲気も引き締まると思うし、質問があればその予備校よりも簡潔に答えてあげられる自信はある。ただ気味悪がって誰も近づいてこないかもしれないし、警備員につまみ出されるのがオチだろうが。
三者面談の予定も残り僅かである。保護者の方には、ただでさえ暑い中、こんなむさくるしい所に来ていただき申し訳ない。しかも「単語試験が最悪です」みたいな辛口のコメントが待っているかと思うと、軽やかな足取りでというわけにもいくまい。ただ少しだけ安心していただきたい。実は私の方も3者面談は大の苦手なのである。授業では泉のように的確な言葉が湧いて出るのだが、面談となるとその弁舌さは影をひそめる。とりわけ初対面の面談などは人見知りも甚だしい。誤解されぬように言っておくが、私は無感情な人間でもなければ(むしろ情は厚い方である)、決して怒っているのでもない。ただ恐ろしく緊張しているのである。なので居合わせた生徒諸君は、気を遣って「先生、今日は暑いですね~」などとその場の雰囲気を和ませてみてほしい。
その三者面談に先立って、高2生と高3生にマーク模試を一本やってみた。最高得点者が195点(1問ミス)、2位が184点、3位が175点という具合いだった。やはりこの時期、140~150点で足踏みしてしまう生徒が多い。入試も半年後に迫っているので、さっさと160点の壁を越えて、いずれ180点の壁も超えて欲しいのだが、まだまだ勉強量も考えも甘いのだろう(単語試験の結果だけでも分かる)。センター試験程度の英語は、才能など無くても断固たる意志と弛まぬ努力ができれば8割くらい余裕で超えるのである。11月頃には、仮に10回受けたら10回とも9割を超え、どんない劣悪なコンディション(高熱を出して意識が飛びそうな状態とか)でも8割を超えるくらいにまで極めてほしい。そして、センター本番では、塾内平均が170点以上には持って行きたい。
通っている者はすでに分かっていると思うが、当塾はその辺の予備校よりもレベルが高いし厳しい。自分で言うのもなんだが、おそらく東京でも数少ないまともな塾だと思う。鉄緑会や平岡塾などの都内の名だたる塾にもそこまで負けてはいまい。なので「東輝塾生」として誇りを持ってほしい。途中入塾して必死に後ろからついてきている比較的新参の生徒も、志望校との差がなかなか縮まらない古参の生徒も、焦る気持ちはあるだろうが「急がば回れ」である。塾を信じて、まずは「言われた通りのことをやる」ことだ。それくらい英語に関しては信頼に足る塾のつもりある。この夏と受験までの残り半年、当塾の授業に喰らいついて頑張れば、まだまだ飛躍的に伸びる。
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