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2022年4月 8日 (金)

雨去って葉桜

今年の結果はかなり良かった!歴代で最高といっても過言ではない!まず早稲田大に3人、慶應大に3人合格したのがすばらしい!またMARCHから人気頭一つ抜け出した明治大にはいっぱい受かった!国立でも最難関の一橋大に受かったし、関西の名門である神戸大にも受かった!また公立ながら超難関であり英語学習者の聖地とされる国際教養大にも受かった!(河合塾によれば、東大文系の偏差値が67.5に対し、国際教養大は67.5~70である。) さらに、法学の最高峰である慶應大の法学部にも受かったし、「法科の中央」と呼ばれる中央大の法学部にも受かった!また立教大の超人気学部で偏差値が67.5と異様に高い「異文化コミュニケーション」に合格した者もいるっ!全員MARCH以上とはいかないにしても、受験生全13人による結果であり、MARCH以上の進学率は90%を超える!こんな塾が他にあるだろうか!?

以上、開き直って自慢してみた。毎年のことながら、受験結果に対して自慢したい自分と後悔したい自分の両方がいる。性格上、口を開けば反省の弁や小言ばかりが出てくる。自分に厳しいというよりは単にネガティブなのだろう。多摩センター駅では選挙が間近なのか、候補者たちがペラペラと自慢ばかりしている。短所やミスを棚に上げて長所や成果ばかりを誇れるのは羨ましい。他塾のように窓や壁面に結果を貼り出すということもできない。そもそも人通りのない路地なので貼りだしても意味がない。また自分が受験して掴んだ合格なら分かるが、残念ながら私は受験の当事者ではない。明らかに彼ら自身が努力した結果であるし、私の指導したことが合格の一助となったとして、それを科学的に証明することはできない。でも、どうしても自慢したかったのでしてみた。

ここからは反省点だ。自分の都合のいい所だけを他人に見せたい気持ちは個人でも組織でも共通ではあるが、まともな教育、ひいては社会全体の利益を考えたら、成功と同様に失敗もちゃんと認める義務があると思う。どこの塾のチラシも、「このように教えたら成績が伸びた」とか、「このような指導法で点数がUPした」「東京大学〇〇人合格」など得意げに発表していて大成功のオンパレードである。当塾のチラシのように(申し訳程度ではあるが)英語指導の課題や改善点のような但し書きさえない。もはやどこぞの国のプロパガンダである。とにかく私にとっての受験とは、彼らのように大成功のオンパレードではなく、迷走、逆走、行き詰まりの連続であることを述べておく。

A君は後期で一橋大に受かった。前期で東大に挑んだが、不合格となり失意の中での受験だった。どれだけ後期で一橋大に受かることがすごいかを説いても彼の慰めにはならない。もう一度チャレンジするかどうかを考え中なのだそうだ。私としては東大の英語は極めて特殊にもかかわらず、その対策に二の足を踏んでしまった。もちろん東大を受ける生徒ばかりではないので仕方のない部分もある。「英語力を高めるだけ高めればどこでも受かる」というのが私の持論であり、それはそれで変わらないのだが、もっと各大学の特徴を細かに分析してみる必要性がある。

Bさんは他の学部に目もくれず法学部一本で受験に挑んだ。ただでさえ早慶は難しいのに、その法学部となればなおさらである。他の学部も受けるなど受験回数を増やしていれば、早慶に合格していただろう。進路指導で他学部を進めるべきだったとは思わないが、本人の希望を叶えてあげるほどの英語力を付けてあげられなかったことが申し訳ない。またBさんに限らずだが、今年は明治大に合格した者が多い。明治大はMARCHの中でも頭一つ抜けた存在ではあるが、早慶にあと一歩届かなかったという悔しい側面があることを忘れてはならない。

Cさんは塾生で一人、何処にも受からなかった。「便りがないのは良い便り」と言われるが、受験に限ってそれは当てはまらない。3月末になっても連絡がなかったので、こちらから連絡してみることにした。すると「補欠発表まで粘ってみて合格したら報告しようと思っていたが、それもダメだった」とのことだった。彼女の心中察するに余りあるが、「今度はちゃんと模試の結果を見せますね」という前向きな返事がきたので少し安堵した。ましになった模試の結果が送られてくるのを心待ちにしたい。

連日の雨で桜は散ってしまった。個人的には満開の桜よりも、これからの葉桜が好きである。葉を生い茂らせていく様子が、ぐんぐん成長していく生徒に重なるからである。受験生たちが去った教室はどこか寂しい。「夏草や兵どもが夢の跡」である。居なくなってはじめて彼らの偉大さを感じるのと同時に、新学年度がスタートして1か月たったが、まだまだ残された塾生たちは自覚なく力なく頼りない。私も花咲か爺さんではないので、一夜にして桜を咲かせることはできないし、ましてや名台詞「枯れ木に花を咲かせましょう」は無理である。というか、しがない爺さんに依存するのではなく、本人自らが弛まぬ努力を日々重ねていくことが何よりも大事だと気づいてほしい。おとぎ話の世界で夢をみるのではなく、現実に花を咲かせるその日まで、今はゆっくり着実に枝葉を伸ばしていくことだ。


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