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2022年7月14日 (木)

関西のおばちゃん

昔カナダから日本に戻る機内で、乗務員に"I am coffee!"と注文し、さらには隣の旦那さんを指して"He is apple juice!"と言ってる凄いおばさんがいた。「注文」ではなく「紹介」になっていたのである。旅の恥はかき捨てだと言わんばかりの豪快なミスだったが、英語力の伸び悩みを感じ暗中模索していた私は、そのやりとりを笑うどころかとても感心して聞いて(見て)いたのを覚えている。ずっと不機嫌そうだった乗務員(カナダ人)の顔はほころんで、そこから事務的なやりとりが和やかな会話に発展していった。とにかく、私よりもはるかに上手くコミュニケーションがなされていたわけである。

国民性で一括りにすることはできないが、日本人は度を超えて消極的であり英語コンプレックスを抱える民族である。さらにその中でも(特に男に多いのだが)「賢く思われたい」「気の利いたことを言いたい」「無駄にペラペラ喋るのはカッコ悪い」「的を射た表現で端的に済ませたい」「間違えるくらいだったらいっそ無口を装おう」というスーパーサイヤ人ならぬスーパー日本人がいる。その国民性やその国民性を土台として育まれたプライド(ゆえのコンプレックス)こそが、日本人の多くが英語を話せない最大の原因なのではなかろうかと思う。つまり話せないと思ってるだけで、実際には尻込みして話さないだけであり、機内のおばちゃんのように地雷の有無など気にせずにガンガン前に進む度胸さえあれば誰しもそこそこ喋れるのである。


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