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2023年2月 9日 (木)

受験生きばらんかい

「共通テスト」は特に昨年のような重大なアクシデントやインシデントはなく無事に終わった。敢えて挙げるなら、数学のテストで定規を使った生徒が2名ほど退席させられたらしい。もちろん許されないことだが、どこか微笑ましい話である。受験生に聞くと「定規を使うところなんか何処にもなかったですよ」と言っていた。もしかしたら、暇を持て余してビヨヨーンと指への負荷を楽しんでいただけなのかもしれない。どちらにしても、おバカである。

共通テストの全国の平均点が出た。リーディングが53.8点で、リスニングが62.4点、合計116.2点だそうだ。塾内の平均点は、リ―ディング80.2点、リスニング82.7点、合計162.9点だった。ぎりぎり8割を超えたという感じだ。今年の箱根駅伝の青山学院のように、普段はもっと快調に走ってたやん(点数採れてたやん)という子が、大きく減速してしまったり、転倒して膝がずる剥けてしまうケースがあった。本当に力不足というなら仕方がないが、体調やら極度の緊張やらで実力が思う存分発揮できなかったのは残念である。ただ、「その普段通りの力が出せるかどうかを試されてるんでしょ?」と言われればその通りである。悔しい気持ちもわかるが、気にするだけ損なので、さっさと忘れてこれからの一般入試を頑張れ。

2月、高3生(受験生)はもう塾には来ない。受験はまだまだ続くのだが、受験で忙しく、おそらく通えないであろうという判断である。多い生徒で14校も受ける。気を付けなければならないのは、受験は行き帰りの時間を含めると丸一日の行事であり、「受験日=勉強しない日」なのである。3日連続で受験となれば、3日勉強しない日が続くということだ。試験日の度に勉強しないということが繰り返されると、2月の終わり頃には学力がガクンと下がってしまう。なので、丸一日の入試で心身ともに疲れ果てても、手応えに一喜一憂して勉強が手に着かなくても、何とかまとまった勉強の時間を確保してほしいし、受験に勉強のペースを乱されないようにしてほしい。それが最後の直線で追い上げて、鼻の差で勝利する絶対条件である。

受験生はモチベーションを上げるために、ぜひ私のブログを読んでほしい。いや、行き帰りの電車内や試験前の時間潰しとしてでもいい。モチベーションを上げる効能や、緊張を和らげる効能があるらしい(が、内容によっては劇薬すぎるものもある)。思いがけず受験の金言が転がってるかもしれない(が、信憑性の乏しいもの、嘘や出まかせもある)。また、英作の添削などはいつでも見るので、遠慮なくLINEでいいから写真を送ってほしい。あとは健康には気を付けること。代わりに私が皆の分も暴飲暴食しているから安心を。先日も奮発して「さぼてん」のトンカツを食べたし、恵方巻もきちんと南南東を向いて「何してるんだ?」と思いながらも黙々と食べた。

最後の授業では、入試の留意点、大学生活の心構え、人生の処方箋を最後のメッセージとして贈る。自分の言葉の巧みさに酔って泣きそうになったが、別れの悲しい雰囲気を出すと、受験の終わった感が出てよろしくないので、なるべくサラッとドライな感じで乗り切った。別れの後、最大のミスを犯したことに気づく。集合写真を撮るのを忘れた。個々で訪ねてくれることはあっても全員が揃うことは二度とあるまい。「しまった!」である。いや、むしろ最後の授業としては、全然しまってないのである。彼らにしてみれば塾は通過点であり、私とのやりとりや教えたことなどすぐに忘れてしまうのだが、私にとっては、彼らは良くも悪くも心血を注いだ作品であり、私の持てる全てを授けた弟子であり、様々な苦楽を共にした同志だったのである。

受験生、まだまだこれからや!きばらんかい!!



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